洋画における"トンデモ日本"についての話
洋画に登場するトンデモ日本が大好きである。
※「トンデモ日本」とは洋画における、
事実に基づかない日本表現のことである。実際にこういう言葉があるかは知らない。
別に何百作品もそんな映画を見たわけではないのに強烈なインパクトが脳裏に記憶しているのは、日本に生まれたものとして惹かれる何かがあるかだと思っている。
例えばトンデモ日本描写としてあるのは
1.日本といえばサムライ!ニンジャ!
という感じでとりあえずサムライが出てくるもの。一番記憶に新しい2つだと、
アベンジャーズ エンドゲームの真田広之と、
ウルヴァリン サムライの真田広之である。
2つとも殺陣を見せてくれるカッコいい映画だ。ラストサムライしかり、ハリウッドにおける真田広之の存在は日本人の俳優の中では飛び抜けているのではないかと思う。
しかし、エンドゲーム、ウルヴァリンでは
かなり強い剣豪のような役割なのに、
立てるべきヒーロー達の前に悪役だったり情けない負け方をするのが切ない。多少脚本に突っ込みくらい入れて欲しいというワガママを胸に浮かべてしまうくらいのカッコよくない悪役であり、負けっぷりなのだ。
そしてラストサムライではカッコいい役を掴み取っているのだが、主演トムクルーズの「殺陣かっこよすぎて、主役の俺喰われる!!」という懸念から
出演部分が大幅カットされているらしい。切ない…。
2.ハリウッド俳優によるカタコト日本語
ハリウッド映画で日本が舞台のシーンだと、そこに登場するハリウッドの俳優が日本語を話す。またもエンドゲームではアベンジャーズであるホークアイがカタコト日本語を話していた。殺伐とした場面でもちょっと間が抜けた感じになってしまうのだ。
ウルヴァリンでも、ヒュージャックマンがカタコトで喋っていた。(直近で見たこの2つのせいで例えばがこれしか出てこない!)
堅物なウルヴァリンでさえ、カタコト日本語の前にはどうしても可愛くなってしまうのだった。ファンサか?
3.日本の俳優と見せかけて他アジアの俳優
話す日本語がカタコトなのですぐにわかるわけだが、場合によっては出てくる日本人キャラクターが全員カタコトということもある。
海外ドラマのエージェントオブシールドではまさにその場面があった。
それからバックトュザフューチャーでも
未来のマーティーをクビにしていたのはアジア系の人だった気がするが日本人だったかな。
4.東京は大体ネオン街
現代でも東京が舞台だったりすると、やけに
電光掲示板が乱立していて、そこに訳のわからない日本語が書かれていたりする。
ネオン街というのがしっくりくるような見た目。なんだ…じゃあ、あながちトンデモでもないのだろうか。あるしな、ネオン街…。
スパイダーマン ・ホームカミングのトムホランドは役に合わせてニューヨーク訛りの英語を再現しているらしいが、日本人が出る1シーンくらいならばそこまで監修はしないものなのだと思う。
何なら日本人でもアメリカ訛りの日本語みたいになっていて、演技が下手に見えることもある。
昔の洋画だと今より日本人の登場回数は多い気がするが、それはやっぱり配給の問題だったり、高度経済成長期の日本が世界でも印象強かったのだろうか。
その他にはマンマミーア2でやたらと会議の長い日本企業が出てたりしていた。とんでも日本見つけるのは今日も楽しい。
オマケ
トンデモ吹き替えというのも存在する。
主に声優以外の有名人が語吹き替えをするときにそれは起こってしまうのだが、
ここで1番記憶に残ったものを書き留めておく。
それは2013年に公開された映画
「LIFE!」
吹き替えを担当したのは岡村隆史。何がすごいっていうと、関西弁全開で吹き替えをしているところ。
これは意図的にしたらしい。
賛否両論あったようだけど、個人的には面白かったから良かった…か?
だけど吹き替えと字幕で見るのとでは印象がすごく変わってしまいそう。
トンデモ日本を見つけたらこんなじゃねーし!!とぶちぎれるのではなく、笑って見て過ごしたい。
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